外出用のUSBメモリや外付けUSB-HDDを「BitLocker To Go」で暗号化

どうして「BitLocker To Go」なの？
以前はTrueCryptを使っていたのですが
・Windows8.1で青画面が出る可能性がある(使用中に強制的にマウント解除すると起こる)
・実行に管理者権限が必要なため、PC環境によっては使いずらい＆使えない
という問題があったためBitLockerを使う事にしました、以下は使い方の手順となります

概要
・暗号化されたドライブを開く
Windows 7 全エディション
Windows 8・8.1 全エディション
・古いOSで暗号化されたドライブを開く(読み取り専用)
Windows Vista 全エディション
Windows XP 全エディション
・暗号化されたドライブを作成する
Windows 7 Ultimate、Enterpriseエディション
Windows 8・8.1 Pro、Enterpriseエディション
Windows Serverでも出来る様ですが、実際どの種類のWindows Serverで出来るのかは未調査

暗号化されたドライブを開く
以下のOSで開く事が出来ます
・Windows 7 全エディション
・Windows 8・8.1 全エディション

(1)暗号化されたドライブをダブルクリックします

(2)パスワードを入力します

(3)通常のドライブとして開ける様になります

古いOSで暗号化されたドライブを開く
以下のOSで開く事が出来ますが、読み取り専用となります
・Windows Vista 全エディション
・Windows XP 全エディション
(1)暗号化されたドライブをダブルクリックします

(2)「bitlockertogo」又は「bitlockertogo.exe」をクリックします

(3)パスワードを入力します

(4)「BitLocker To Go リーダー」が起動し、暗号化されたドライブ中にあるファイル・フォルダをドラッグ＆ドロップで複製できる様になります
※読み取り専用なので書き込みはできません

暗号化されたドライブを作成する
以下のOSで作成する事が出来ます
・Windows 7 Ultimate、Enterpriseエディション
・Windows 8・8.1 Pro、Enterpriseエディション
・Windows Serverでも出来る様ですが、実際どの種類のWindows Serverで出来るのかは未調査

(1)暗号化するドライブ(USBメモリ、外付けHDD)の中のデータを退避する
以降の手順で行う「フォーマット」で中のデータは消えるしまうので、中にあるデータを別な場所に移し退避して下さい
(2)暗号化するドライブを右クリックし、メニューから「フォーマット」を選びます

(3)ファイルシステムを「exFAT」にしてフォーマットを開始します
※古いOSで使う「BitLocker To Go リーダー」はNTFS非対応なので、exFATでフォーマットしておいた方が無難です
※「BitLocker To Go リーダー」自体がexFAT対応なので、古いOSがexFAT非対応でも使える様です

(4)暗号化するドライブを右クリックし、メニューから「BitLocker を有効にする」を選びます

(5)「パスワードを使用してドライブのロックを解除する」のチェックボックスをオンにして、パスワードを入力し[次へ]ボタンを押します
※ここで設定されたパスワードが、以後ドライブを開く際に入力するパスワードとなります

(6)「ファイルに保存する」又は「回復キーを印刷する」を押して回復キーを保管し、[次へ]ボタンを押します
※回復キーはパスワードを忘れた際に使う物の様です

(7)「使用済みの領域のみ暗号化する」を選択して[次へ]ボタンを押します

(8)[暗号化の開始]ボタンを押して、暗号化を行います

(9)暗号化が完了すると、ダイアログウィンドウが表示されるので[閉じる]ボタンで閉じます

(10)ドライブのアイコンが、暗号化されている事を示す鍵マークが付きます