目次
検証環境
- Windows 11 Pro (24H2)
- FreeDOS(98) 20220123
- Neko Project 21/W x64 ver0.86 rev83
- XM6 TypeG versnion 3.37
- DiskExplorer Version 1.69
- 2HDSIM.x Ver.1.0
検証を簡単にするため、Windows上で動くエミュレータで簡易検証しています
つまり実機では未検証という見切り発車記事w…でも理論上は出来るはず?
作業内容
今回、PC-98で起動するMS-DOS系のディスクとして「FreeDOS(98)」のディスクイメージを使用します
①Windows側で行う作業
以下のページから「FreeDOS(98)」の起動ディスクイメージをダウンロード
私の時は「fd98_2hd144_20220123.zip」がダウンロードされました
このファイルを展開した中にある「fd98_2hd.img」を使用します
最初は「Virtual Floppy Image Converter」を使ってXDF形式に変換したのですが
中身を比較するとimgとXDFは形式が一緒な様なので
拡張子を.XDFに変更「fd98_2hd.XDF」とするだけで良かった様です

他に入れたいファイルがあるなら「DiskExplorer」を使ってファイルを入れる
※今回私は「MIMPI.exe」と「MEGA.MID」ファイルを入れました

上記の更新をした「fd98_2hd.XDF」を何らかの方法でX68000実機に持っていきます
これが一番難しいかも? MO使ったり、「MMCじょい君」使ったり?
あと容量の関係でHDDが付いてないと厳しいです
②X68000実機で行う作業
から「2HDSIM10.LZH」をダウンロード、展開した中にある「MKIMG.x」をX68000実機で使う
実フロッピーディスクはあらかじめフォーマットしておく(Human68kのフォーマットで大丈夫)
「MKIMG.x」を使って「fd98_2hd.XDF」から実フロッピーディスクに複製する
フロッピーディスクドライブ0が「b:」
「MKIMG.x」「fd98_2hd.xdf」が入ってるHDDドライブが「g:」
カレントディレクトリが「G:¥」の場合
mkimg.x -R b: g:\fd98_2hd.xdf
でfd98_2hd.xdfの内容が、ドライブ0の実フロッピーディスクに複製される
※下記は簡易検証のため、X680x0エミュレータ「XM6 TypeG」の画面になっていますが実機で行ってください

③PC-98実機で起動
このフロッピーディスクをPC-98に差し込み、起動出来れば成功です
※下記は簡易検証のため、PC-9821エミュレータ「Neko Project 21/W」の画面になっていますが実機で行ってください

私としては「FreeDOS(98)上でMIMPIが動くのか?」という検証も兼ねていたので
MIMPIを起動させ、動作させてみました


Windowsだけでやる方法もある
Windowsだけでやる方法もある様ですが(未検証)
- USB接続のフロッピーディスクトライブ(3モード対応)が必要
- Windowsのエクスプローラでフロッピーディスクの中身を絶対見ない
見てしまうと余計なファイルが入り、フロッピーディスクの内容を壊してしまう
という注意点があります
方法は、以下の記事が参考になると思います
ただ上記の手順ではフォーマットコマンドで1.23MBのフォーマットを行っていますが、今のWindows10・11では出来なくなっています
(正確には「Windows 10 (1703) Creators Update」から出来なくなりました)
なので、フォーマットについては以下の記事を参考にしてください
再度言いますが、Windowsのエクスプローラでフロッピーディスクの中身を絶対見ないで下さい
見てしまうと余計なファイルが入り、フロッピーディスクの内容を壊してしまいます
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