目次
検証環境
- Microsoft Excel for Microsoft 365 MSO (バージョン 2509 ビルド 16.0.19231.20138) 64 ビット
- 平面直角座標への換算 - 国土地理院
緯度経度の形式について
度 → D
分 → M
秒 → S
※小数桁は小文字表記
度(DD・DEG・Degree・少数度表記)
「少数度表記」と呼ばれ、多くのアプリやサービスで使われる
DDD.ddddddddddd
度分秒(DMS)「平面直角座標への換算 - 国土地理院」用
度・分・秒を一つの数字にまとめている
サービスやアプリによって小数点の位置が変わり、
以下の形式は「平面直角座標への換算 - 国土地理院」で使われる
DDDMMSS.ssss
のWebページでは以下の様に説明されている
【緯度・経度の値の入力例(度分秒)】
緯度 36° 6′13.58925″ → 360613.58925
経度 140° 5′16.27815″ → 1400516.27815
ddd mm ss.s → dddmmss.s
変換Excel式
以下は「F2」セルに度(DD・DEG・Degree・少数度表記)の緯度または経度がある場合
他のセルにある場合は「F2」の部分を変更する
度(DD・DEG・Degree・少数度表記)→度分秒(DMS)「平面直角座標への換算 - 国土地理院」用
=LET(DEGREE, F2, (INT(DEGREE)*10000) + (INT((DEGREE-INT(DEGREE))*60)*100) + ((((DEGREE-INT(DEGREE))*60)-INT((DEGREE-INT(DEGREE))*60))*60))
又は
=(INT(F2)*10000) + (INT((F2-INT(F2))*60)*100) + ((((F2-INT(F2))*60)-INT((F2-INT(F2))*60))*60)
度(DD・DEG・Degree・少数度表記)→度(D)のみ
=INT(F2)
度(DD・DEG・Degree・少数度表記)→分(M)のみ
=LET(DEGREE, F2, INT((DEGREE-INT(DEGREE))*60))
又は
=INT((F2-INT(F2))*60)
度(DD・DEG・Degree・少数度表記)→秒(S)のみ
=LET(DEGREE, F2, (((DEGREE-INT(DEGREE))*60)-INT((DEGREE-INT(DEGREE))*60))*60)
又は
=(((F2-INT(F2))*60)-INT((F2-INT(F2))*60))*60
LET関数について
式にLET関数を使っている物があるので、それについても書いておく
例えば下記は、後ろの式で「F2」に「DEGREE」という名前を付け、式で使える様にする物
例えば対象セル「F2」を修正する必要がある場合、LET関数の一か所だけ変えれば、式の部分を書き換えなくて済むメリットがある
=LET(DEGREE, F2, [式])
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