検証環境

  • PC-9821 Ce/S2 ※MS-DOS5.0A-H環境のみ
  • PC-98用 MS-DOS5.0A-H (フロッピーディスクで起動できる物を用意)
  • OLYMPUS TURBO MO 1300 MOS370S (SCSI接続のMOドライブ、データ退避用)
  • MOディスク230MB(データ退避用)
  • FILMTN for PC-98(データ退避作業に使うファイラー、起動フロッピーに入れとく)
  • BUFFALO コンパクトフラッシュ 512MB RCF-X512MY
  • 変換名人 CFカード → 2.5"IDE変換アダプタ 44ピン(オス) CFIDE-441IA

基礎知識・前提条件

  • PC-9821 Ce/S2 は内蔵HDDの認識に容量上限がある(544MBと言われています)
  • 内蔵HDDは「PC-98ノート用 20mm厚 プラ」に入った「2.5インチのIDE-HDD(44ピン)」
  • コンパクトフラッシュがTrueIDEモードに対応している必要があるため、変な安いやつ買わない様にする
  • データ退避用に用意するMOディスクは、MS-DOS5.0A/MS-DOS6.2からドライバ無しで認識する230MB・540MBの物が望ましい
    フロッピーディスクで起動したMS-DOSからMOの中身が見えるかどうかあらかじめ確認しておく事(データを戻す時に必要となる)
  • 環境移行はMS-DOSのみで、Windows3.1の考慮はしていません(いらないよね?)

交換作業

副作用

  • HDDアクセス時にランプが付きません(本体正面の右下DISKランプ)
    PC-98系でHDD交換した時によくある事なので気にしない

作業工程

  1. あらかじめHDDの中のデータをMOに退避
    ファイルのコピーにはファイラーを使うと捗ります(私は「FILMTN」を使っています)
  2. PC-9821 Ce/S2 が電源オフの状態で、全面ケースを外す(左と右に押す部分がある)と、内蔵HDDが見える様になる

  3. 2つのネジを回して外し、針金っぽい所で引っ張って取る

  4. 両側にあるHDDをケースに固定しているネジを外し、端子基盤ごと2.5インチHDDをプラケースから取り外し(ネジを外せば裏側から簡単に外れます)HDDを端子基盤から外す
  5. このままだとネジ止め出来ないので、重力でプラケースから端子基盤ごと落ちてしまいます…なので裏側を抑える様にビニールテープ等で固定する(ここもうちょっと何とかしたい所)

  6. 変換名人&コンパクトフラッシュを端子基盤に取り付ける
    ※2枚目の写真、変換名人の基盤左上にMASTERとSLAVEを設定するジャンパにピンが付いてますが、付けたまま(CLOSE=MASTER)で良いと思います

  7. PC-9821本体を起動して、フロッピーディスクでMS-DOS起動→FORMATコマンドでHDDとして認識されてる事を確認→初期化→領域確保
    ※CFに書かれた容量より使える容量はちょっぴり少なくなります、色々理由はありますがそういう物だと思って下さい

  8. MOからデータを戻す

参考Webページ